瓶の消毒方法

瓶詰にした食品を長期保存させるには、2つの工程を行います。

ガラス瓶は高温で吹製され、検査後ダンボールに箱詰めされて、出荷されます。
段ボー ルの紙粉や埃を防ぐような形態の梱包ではございません。また瓶は徐々に軽微な表面の曇りが発生してきます。

そのため食品に使用されるガラス瓶はご使用前に必ず洗浄して下さい。
消毒方法には、煮沸やスチームによる熱殺菌が一般的ですが、内容物に合わせた消毒が必要となります。

煮沸消毒

「煮沸消毒」(しゃふつしょうどく)とは、鍋に容器を入れて熱湯でぐつぐつ煮て除菌する消毒方法です。
正確には80度以上で10分以上したものを煮沸消毒といいます。

雑菌の繁殖は、食品の中や、もともとの容器に菌が付着していることが原因です。雑菌の多くは熱に弱いため、一定時間煮沸することで菌を減らすことができます。
沸騰したお湯に1分ほど煮沸することでノロウイルスやO-157といった代表的な食中毒は殺菌することができます。

また新型コロナウイルスなども10分ほど煮沸消毒することで殺菌することができますので、短時間で素早く消毒が出来るのです。また、添加物が入っていない手作りの食品は、未消毒の状態だと容器中で菌が繁殖してしまうリスクが高くなります。

瓶の中に空気が残っていたり、消毒が上手くできていなかったりした場合、そこから食品が傷みやすくなります。保存するときは、直射日光が当たらず、湿気の少ないところに瓶を置いておきましょう。
煮沸での消毒を行い、瓶を真空状態にできれば、その食品は約6か月から1年未満の保存ができると言われています。

一方、プラスチックのジッパー付き袋などは、冷蔵庫で1~2週間程度の保存期間と言われています。
煮沸消毒や真空状態で保存することで、期間が大きく異なりますので、しっかりとした手順で行っていきましょう。

耐熱性のないガラス容器やプラスチック、メラミン素材、ポリエステルやナイロンの布、漆や木製のもの、革製品など、熱に弱い素材は煮沸消毒には向きませんので、容器の素材を確認の上、行ってください。

用意するもの

  • 消毒する容器がすっぽり入る大きさの鍋
  • 清潔な布巾、キッチンペーパー
  • トングまたは菜箸

①鍋に瓶を入れる

鍋底に瓶を並べていれ、瓶が完全に浸るくらいの水を入れて、沸騰させます。
瓶は急激な温度差(40℃以上)に弱く割れてしまう可能性があるので、必ず水の状態から鍋に入れて、徐々に熱くしていきます。

また、煮沸中に瓶が動き、鍋に当たって瓶が割れることがあるので、鍋底に布巾やすのこを敷くのがお勧めです。

②煮沸

沸騰したら弱火にして、10分程度煮沸します。

③瓶を取り出す

トングや菜箸で瓶を取り出し、清潔な布巾またはキッチンペーパーの上に逆さにして置き、完全に乾燥させます。少し水気がついているかもしれませんが、布巾では拭かずに自然乾燥させるのがポイントです。
これは、拭いたときに菌が付着するなどのリスクを減らすためです。この時やけどに十分注意してください。

ツイストキャップなどの金属キャップを煮沸する場合は、長時間の煮沸消毒をすると変形・錆の原因となりますので短時間お湯をくぐらせる熱湯消毒がお勧めです。煮沸消毒は以上で終了です。

次に長期保存に欠かせない脱気作業を行っていきます。

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